ごほんまるの家が完成して、お施主様もお引越しされました。
おじいちゃん、おばあちゃんが残した古家の欄間や家具類を活かして暮らしたい。
そんな思いからスタートした家づくりでした。
先日、ご挨拶に伺ったところ、はじまりの頃の思い出話になりました。
依頼先を探すにあたり、前の家を数社に見てもらったそうですが、
「古くて使えないよ」と、
古材を活かすことに否定的なところもあったのだとか。
私と施工の君島さんは、興味津々に楽しそうに見てくれたのがよかった、と。
というわけで、家具はもちろん、欄間やガラスも新しいインテリアにも使われています。
君島J子さんのさすがセンスで、鉄瓶や木材も素敵なアレンジにしてリターン。
これからも、こんなふうに暮らしを楽しむことが生き生きと想像できる、素敵なお住まいになりました。
ひらく設計舎
村上有紀