お寺の入り口から事務所と第二本堂などに向かうアプローチの外廊下
工務店所有の雑木やお寺に有った古瓦なども利用しています。もう10年以上経ったので、今回塗装工事を行う事にしました。通常はだんだん濃い色を塗り重ねて行くのですが、今回は無色で木の経年変化を楽しむことにしました。通常は5年くらいでは塗装をしたいのですが・・・
第二本堂内の客間ですが、コストなども考えていろいろ工夫しています。天井は芯去りの杉の柱材で構成してあります。グリッドも旧本堂に合わせて3尺=960ミリとしています。住宅と違って多くの方が長く使うものなので、耐久性やメンテも考慮し、引手なども将来交換、補充可能なものを探しています。つくりは住宅と同じで木と漆喰中心に無垢材を多用しています。
第二本堂玄関見上げ
玄関には住職が大好きなインド菩提樹を基礎をくりぬいて植えてあります。その採光のためにガラス瓦を採用
決して豪華な仕様ではありませんが、柱や梁材は吟味して採用しています。社寺建築専門の工務店ではなく、普通の大工さんにお願いしていますので、私も大工さんもかなり勉強して進めました。なかなか住宅ではできない事も・・・
今回工事したのは外部と玄関わきのトイレの改造程度です。他はまだまだしばらくは手が掛からないでしょう。
マツザワ設計松澤静男 https://www.aa-mat.net/