Exif_JPEG_PICTURE

 7の日の松澤です。

この2軒は小さなリノベーション(設計事務所が関わるには)です。
お父さんが脳梗塞で入院し、無事に退院されたのですが、今後の事も考えてバリアフリー化を図った工事です。いろいろ打合せ時には話が盛り上がり、耐震補強から断熱補強まで行いながらのリノベーションを家族で集まり、相談しましたが、結果として本人の希望もあり予算的に抑えた今回のリノベになりました。

昔良く有った階段下のトイレで、天井高を確保するために150ミリほど床を下げていました。段差解消で床をフラットにし、天井も少し壊して天井高を確保して、便器を手前に出しています。ドアは内開きから外開きに変更し、それに伴い台所や居間の入り口を引戸に変更しています。いろいろ考えないと住みやすくはなりませんね。何とかフラットで窮屈ではないトイレが出来ました。もちろん手摺も装着。床は桧の縁甲板とし、寒さ対策にも役立っています。

この他にもお父さんの生活範囲をいろいろ改良しています。階段に手すりを取り付け、ローカ、台所、居間、洗面脱衣室、UBをバリアフリー化し、床は杉と桧の無垢板としています。香りもよく、多少断熱効果も期待しています。ガス給湯器やガスコンロなど交換する時期が来ていたものは一緒に交換し、ちょっと変わっているのは、UBを少し狭くして(1317)脱衣室を広くしています。実質、お風呂が狭くなったような感じは受けないと思われます。お風呂周りは構造も見えて来ているので、ついでに断熱と構造の補強も少しだけ行いました。設計監理するほどの工事内容では無いのですが、やってみるといろいろ判断しなければならないところがあり、工務店と話しながら注文されていない部分も改善しておきました。

Exif_JPEG_PICTURE

 こちらは同じような工事費のリノベーションですが、楽しいウッドデッキが登場し、これからの生活が楽しみです。同じく古くなった設備機器を交換しましたが、構造や断熱に関しては手を付けていません。古いと言っても10年程度ですので、あまり心配は要りません。

   「栃木・埼玉の建築家集団、ハピケン http:hapi-ken.com/」