素朴なQuestion:建築家との家づくりってどこが違うの?

“買う家”ではなく、あなたにあわせてつくる。
住宅展示場でモデルハウスを見て家を買うのもいいのですが、せっかくの家。「選んで買う」のではなく、「自分に合わせてつくる」で考えてみませんか?あなたの家族の生活動線や、ライフスタイルに合わせるので、暮らしやすさがだんぜん違います。そのうえ、建築家はあなたの想いをスタイリッシュに形にしてくれるので、愛着も違います。ずっと暮らしていく場所だからこそ、暮らしやすさと愛着はとても大切です。

間取りは最後に考える。
家というと、ついつい間取りや広さから考えがちですが、それだと「間取りに暮らしを押し込めてしまう」家になってしまいます。そうではなく「居場所つくる」という視点で考えてみませんか?
たとえば階段だって、「たまに腰掛けて本を読む居場所」と考えてみる。すると、家づくりの視点も発想もいきなりグンと広がりはじめる。そう、間取りは最後の着地点。まずは発想を思いっきり広げてみましょう!

時代に左右されない家をつくる。
なんにでも流行りすたりがあるように、家にだってあります。でも家はずっと暮らしていく場所ですから、暮らしているうちにすたれた感じになってしまったらいやですよね。流行を追うのではなく、自分らしさを追ってみましょう。で、そんなときにとっても頼りになるのが建築家なのです。建築家は居住空間造形のプロ。あなたらしさを反映した、いつまでも愛着を感じられる家をつくってくれますから。

風も光も緑も家の材料です。
エアコンの風は身体に不自然で自然のそよ風は心地いい。なぜでしょう?それは自然の風には「1/fというゆらぎ」が含まれているからです。風に限らず炎のゆらめきや川のせせらぎなど、自然界すべてのものに含まれています。だから家の快適も風や陽光などを取り入れたほうが身体に優しくて心地いい。そんな工夫が設計でできるのです。光熱費だってグンとおとくになりますよ。

スーパーやコンビニではない。
建築家との家づくりをわかりやすくたとえるならば、スーパーで野菜や肉をまとめて買うのではなく、野菜なら八百屋、肉なら肉屋と、食材をこだわりながら吟味して買って、おいしい料理をつくるようなもの。あなたと建築家がいろんなことを“吟味”して、納得のいく家を建てていくわけです。そんなふうにして家が完成したときは、まさに感無量。暮らすよろこびもひとしおです。

足ざわりとかどうですか?
家の中で毎日いちばん身体が触れるのは足と床です。で、床というとつい傷がつきにくいというほうに意識がいきますが、足ざわりということを考えてみませんか?つめたい合板の床ではなく、木のぬくもりが感じられる天然無垢材の床。一度無垢材の床を経験したら、もう合板には戻れないというほどに違います。足ざわり。普段意識していないところですが、心地よさを変えてくれます。

30年たっても、40年たっても。
時間がたてばなんだって古びてくる、飽きてくる…。でも、家はそうはありたくないですよね。建築家は「美しい経年変化」ということを重要視します。たとえば天然無垢材のような、時とともに美しく色を深めて、暮らしにしっくり馴染んでいくような素材を上手く使って、時がたつほどに名状しがたい味が出てくるような空間をつくるとか。暮らすほどに愛着が深まっていくのですね。

つまり、あなただって設計者。
建築家が建てる家はカッコいい。でもそれは同時にあなたのこだわりも反映されたものなのです。あなたの「ああしたい、こうしたい」が建築家によってスタイリッシュな形になったということ。してみれば、あなたもまた設計者なのですね。建築家との家づくりは、まさにあなたとの二人三脚の共同作業。だから、とても楽しく、完成したときの感動も、暮らしてからの愛着も大きく違うのです。