家のコトは生きるコト

村上 治彦・有紀|2018/07/05 posted.

こんにちは、村上建築設計室です。

ワタクシ、住宅設計をやりつつ「家事セラピスト」という活動もしています。

住宅設計が暮らしに合わせた「器」をつくる仕事だとすれば、

家事セラピストの仕事は、

住む人が「暮らしをつくる」手伝いをする。そんな仕事です。

 

 

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「暮らしをつくる」とはどういうことか。

私たちの暮らしは、あまりにも多様でひとそれぞれ。

設計の時に要望と暮らしぶりを聞くと、

「へぇ~○○さんはそんな習慣があるんだ~!」

と驚かされたり、感心したり。

私は、ヒアリングの時に自分の暮らしの話もするので、

お客さんも同じように思っているかもしれません。

「へぇ~、村上さんて想像以上にズボラなんだ~!」 とかね。

 

つまり、暮らしというものには「正解がない」。

だからこそ、時に不安にもなるし、高いレベルを求めがち。

 

暮らしには正解はないけれど、

「自分が気持ちいい」あるいは、「家族が暮らしやすい」という

という基準での納得解はあるものです。

その「納得解」を探すためのお手伝いをしています。

 

家事がうまくまわらない、たまってしまう原因は何だろう。

なんとかまわしているのに、心のモヤモヤは何だろう。

片づけができない私に自己嫌悪してしまう。

子どもにお手伝いさせたいけれど、うまくいかない。

 

そんな思いを持つ方には、家族との関係に目を向けてもらったり、

暮らし全体や、あるいは、自分の過去や未来にまで思いをむけて、

俯瞰してみてもらいます。

 

自分の、そして、家族の「納得解」がみつけられると、

暮らしはとっても大らかなものになります。

そんなことを伝えたり、

納得解を見つけるサポートをするのが家事セラピストです。

 

この考え方は、設計者としての私にもとても力をくれたと思います。

自分だけの経験によらない視点をもらい、

日々の暮らしの面白さを教えてもらい、

お客さんの暮らしへの興味が増し、

暮らしの器を設計することが本当に楽しくなりました。

 

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家事セラピストを養成したのは、家事塾の辰巳渚です。

ニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、

先週、52歳の若さで急逝しました。

悲しくてさびしくて切ない限りですが、

その哲学は、私たち、次世代へ。

 

私が「ハピイエ塾」でお伝えしている片づけの話も、

辰巳渚ゆずりの暮らしの哲学です。

 

Watering Sweatpea Seedlings

 

 

今日は、ちょっとしんみりとした投稿になりましたが、

少しでも多くの人に、辰巳渚の哲学を知ってほしいと、

そんな思いでのご紹介でした。

 

村上建築設計室  http://www.murakami-design.com/ 

ハピケン http://hapi-ken.com/

 

7月10日からはハピケン展!!!@宇都宮南図書館

ハピイエ塾の予約も受け付け中!

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