ウサギとカメのいる学校

村上 治彦・有紀|2018/05/12 posted.

村上建築設計室です。

このところ、不安定なお天気に振り回されてしまいますね。

先日は、突然のカミナリ雨で洗濯物もびっしょり。

大慌ての一日でした。

 

さて、そんなバタバタ毎日に悠久の時の流れを感じさせる建築のご紹介です。

旧豊郷小学校校舎。豊郷小ですが、場所は滋賀県の豊郷町です。

http://www.toyosato-elschool.net/toyosato/index.html

 

メンソレータムでおなじみの近江兄弟社の創始者でもある、

ヴォーリズによる設計です。

 

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(長~い、廊下。ぞうきんレースしてみたい。)

 

 

こちらの小学校、取り壊しの計画があったのを、

市民の保存運動によって、方針転換され、保存活用されることとなりました。

この学校と保存運動のシンボルにもなっているのが、こちらのウサギとカメさん。

 

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階段の手すりにあります。

 

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童話と同じく、ここからウサギとカメがスタート。

 

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レース途中の様子もあります。

 

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踊り場では、ウサギの居眠り姿もある^^。

 

 

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階段を上りきると、ちょっとドヤ顔!のカメが振りかえっています。

 

このウサギとカメがある所以は、小学校をつくった実業家・古川鉄次郎の

子どもの頃のエピソードにあるそうです。

 

「コツコツと努力することで、学校を寄付できるまでになれた」

という話を聞いて感銘を受けたヴォーリズの計らいなのだとか。

(事業で成功した鉄次郎は、故郷への恩返しとして私財の多くを学校建設に寄付しました)

 

学校の建物だけでなく、その精神も守っていこうという、

豊郷町の方の気概が感じられる、素晴らしいところが、

動態保存(使いながら保存していく)であること。

 

実際に、図書館や子育て支援の場として使われています。

講堂は、今でも豊郷小学校(隣地に校舎新築)の行事で使われているそう。

 

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さらに、アニメ『けいおん!』の舞台モデルともなっているようで、

アニメファンの聖地となっていました。

 

コツコツ努力・・・

年を重ねるごとに、そうあらねばと思う毎日です。

 

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